建物賃借料と修繕費・・・
私が管理している建物の中には20年以上経過して物が数件あります。5~6年前から景気の落ち込みと共に賃料の見直し協議が何回も発生し、今も円高の影響で再三の値下げ要請があります。なるべく、相場に合わせて頂くように家主と交渉しますが、20年以上使用した建物や構内は修繕箇所の山となっておりますので、調整が難しい面があります。修繕費の積み立てをしっかりとして頂いているお客様は意外と少ないのですが
それなりに相談が進み、借手とも上手く継続して行きます。しかし、建屋に不都合が生じた時点で戸惑う家主さんが圧倒的に多く、借主が移転を検討する羽目になってしまうケースもあると思います。建物賃貸業をなされる方は建設資金の返済完了後はただちに
修繕費積立をして頂きたいと思います。建物賃貸業は年数の経過と共に維持の為の出費が多くなって行きますので、決して「左うちわ」の商売では無いと思います。