土地の因縁はいつまでも・・・
17年ほど前に知人に頼まれて川崎市在住の方の土地を購入して、建売住宅を3棟販売したことがありました。住宅購入者からの苦情も無く歳月が流れました。最近になって、この土地のことで市役所を交えて立合いがありました。実は、この土地の購入時に隣接地の所有者と境界の協議が整わず、1筆残して購入した経緯がありました。其の土地の所有をめぐって隣接地の地主が1歩も譲らなかったからです。其の土地は草も雑木も伸び、大木が風雨で倒れそうになり、分譲地の1軒が市役所に助けを求めたのです。市役所は川崎市の地主に改善を指示しましたが、所有をめぐる話をしたところ、隣接地主にも指示してくれました。ところが、隣接地主は面倒を避ける為に所有を主張しませんでした。そこで、当時の関係者が現地に集まり、市役所が関わって話し合いがありました。
土地は、いつまで経ってもその因縁を持ち続けるものであることを再認識しました。