新定期借地権(事業用建物)その1

アイデクス

2015年06月01日 09:46

お客様のところに定期借地権の話があり、相談を受けました。新制度が導入されて大型店舗の進出が促進されました。しかし、50年近い長期契約になる為に、弊害の実例が無いので検討のしようがありません。借地権を設定させた事例は耳にしますが、先祖から引き継いできた土地を手放さなくても帰って来るとか、固定資産税の資金繰りができたとか、地代が入ってくる等のメリットだけが先行しているような気がします。リスクとしては長期契約なので契約当事者の孫が終末処理をしなければならないこと。建物所有企業は担当者だった方は存命していないでしょう。又、地方行政が固定資産税の計算の元なる評価額を公示価格まで上げて行く制度を導入していますので地代の設定は難しいものがあります。