ひとりごと

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2011年06月02日

思いもよらない地上権・・・

亡父が貸していたトラックの駐車場にいつの間にか地上権が・・・といった事件がありました。相談者の話によると、バブル期の頃に耕作しなくなった畑300坪位を埋め立ててトラックの駐車場用に貸した土地があったそうです。借り手は、敷地の隅に箱型の休憩所と事務所を兼ねたものを置いていたようです。しばらく後、運送業の申請が必要な為、車庫と給油設備を作りたいとの要望があり、親類の建設関係の人に相談したところ「何の問題もない」との事だったので承諾したとのことでした。ここが間違いの原因でした・・・車庫は木造の骨組みにトタンを張っただけのトラックが1台入る程度の簡易なものでした。しかし、この建物が敷き全体に地上権を生みだしたのでした。事前に相談して頂ければ絶対にありえなかった事件ですが・・・知り合いになる前のできごとでしたので助言できませんでした。
相談者の方とはいろいろと対策を考えました。弁護士に相談に行ったり、運送業の許可を出した所へも相談に行きましたが、結局八方塞がりでした。
運送会社の社長も悪意を持ってしたことではないが売買の話の折には地上権を主張するとのことでした。又、先方の弁護士も、地上権が発生した経過を見れば気の毒に思いますが、法的には地上権がありますとのことでした。
その後、相談者はこの土地を忘れたいとの気持ちから、運送会社と協議して売却しました。
その時々の当事者の方々の事情や思惑は分いろいろとあるでしょうが、土地の賃借は慎重に扱ってほしいと思います。
余談ですが、地上権で得をした運送会社の社長さんは、無償で得た地上権に法人税他を課税されたと思います。
 


Posted by アイデクス at 10:01
 
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