2015年06月30日
農業所得の厳しさ
昨年7月から始めた農業。350坪の土地にらっきょうを植えました。堆肥を施し、苗床を作り、マルチングを張り、植付け場を作成するのに1週間ほどかかりました。種球の皮むきをし、消毒をした後にダニよけの消毒剤と共に種植えし、4週間程を要しました。その後、成長を見守りながら草取りや病気避けを施し、1年後の6月にらっきょうを収穫しました。200Kg程、売上げ金10万円強でした。人件費や諸費用を計算すると大赤字です。農業の後継者がいなくなって行く訳だと痛感しました。特殊な作物を探求するか、大規模な平たん地で機械化するようなことをしなければ農業は存続しないと思います。存続させるにも多額な資本と年月を要します。食の安定政策も多難です。大手企業に本格的な農業参入を促す政策が必要かも知れません。
Posted by アイデクス at 14:00
2015年06月01日
新定期借地権(事業用建物)その1
お客様のところに定期借地権の話があり、相談を受けました。新制度が導入されて大型店舗の進出が促進されました。しかし、50年近い長期契約になる為に、弊害の実例が無いので検討のしようがありません。借地権を設定させた事例は耳にしますが、先祖から引き継いできた土地を手放さなくても帰って来るとか、固定資産税の資金繰りができたとか、地代が入ってくる等のメリットだけが先行しているような気がします。リスクとしては長期契約なので契約当事者の孫が終末処理をしなければならないこと。建物所有企業は担当者だった方は存命していないでしょう。又、地方行政が固定資産税の計算の元なる評価額を公示価格まで上げて行く制度を導入していますので地代の設定は難しいものがあります。
Posted by アイデクス at 09:46